運用保守エンジニア
専門知識がなくても、
“扉”は開いた。
小澤 ひかり(24歳/入社歴1年半)
家族の仕事の都合で海外に住んでいたことも影響して、大学では英語英文学を専攻していました。授業でパソコンに触れる機会があったので、興味はあったのですが専門知識がないので、IT業界は難しいだろうと思っていました。就職活動を始めたとき、たまたま大学にきた先輩から「文系の学部出身でもIT業界で働くことができるよ」とアドバイスを受け、その一言が後押しになりIT業界を受けることを決めました。
就職活動を進めていく中でニスコムの会社説明会に参加したのですが、すれ違う社員の方が選考を受ける学生に対して、しっかりと挨拶をしていたことがとても印象に残っていて、このような方々と一緒に働きたいと思いニスコムに入社を決めました。
入社当時、IT用語はほとんどわかりませんでしたが、研修の中でサーバの仕組みやネットワークの基本知識から、文章の書き方までわかりやすく教えていただきました。思っていたよりも理解しやすかったです。意外と覚えられる、と思いました。学生時代に勉強した英語は、画面に表示されるアラートの名称や、英語のマニュアルなどを解読するときに、とても役に立っています。
研修後、適性に合わせて配属先が決まります。私は、大手SIer(システムインテグレーター)に常駐し、国内通信キャリアのサーバの運用保守・アプリケーションの保守を行っていて、アプリケーションやサーバに障害が起きた際に対応します。まず、障害発生時に過去に事例があるものなのか、新規で起きた事例なのかを確認し、状況を取りまとめて関係者に共有します。そこで過去に事例があれば対応し、新規の事例の場合はSEの方に対応を依頼します。また、お客様に向けた手順書を作成します。注意書きを細かくしたり、SEから提供されたコマンドを再確認したり、一つひとつ漏れがないよう作成します。ボリュームのある手順書だと、完成したときの達成感も大きいです。そのほかには、実際にお客様先へ出向き定例会を行うこともあります。全体で30名程度のプロジェクトなのですが、その中で5名程度に絞られ、代表して今までのインシデントを取りまとめた報告や、作業手順の説明などを行います。
この仕事は、SEとお客様の仲介役として情報を取りまとめることが主業務なので、どちらのお役にも立てることは魅力の1つです。SEから受け取った複雑で専門的な文章を、自分なりにわかりやすくかみ砕いてお客様に伝える、まさにSEとお客様のかけ橋です。専門的な知識を理解していないとできないことなので大変なときもありますが、お客様から「ありがとう、おかげさまで何とか乗り越えられました」というお言葉をいただくと、がんばってよかったと思います。
これまでは先輩にいろいろ質問をしていましたが、今は後輩もできて、私が質問に答える立場になりました。先輩から教わったことを、わかりやすく伝えるよう心掛けています。教える立場になってからは、自分の成長を実感できるようになりました。今後は、学生時代に学んだ英語を活かし、英語を使って国際社会に貢献できるような役割を果たしたいと思っています。
また、将来的には仕事と家庭の両立も実現したいです。実際にニスコムにも、仕事と家庭を両立しながら活躍している方がたくさんいます。物事の優先順位のつけ方や、スケジュールの管理を徹底しながら、どちらも妥協せずに充実した生活を送っていきたいです。
応募される方には、「文系出身の方でも働きやすい環境だなと思いました。文系でも大丈夫、臆することなく応募してほしいです」と伝えたいです。
取材:2017年11月
1日の流れ